’男’ ボビーレーン

セントローレンスでの戦いが終わった途端に、次の試合まで1週間あった。 そこで、セントローレンス川沿いにある同じキャンプグランドのキャビンに滞在していたボビーレーン、ジェレミースタークス、デレックレミッツが、翌朝からのんびり起きてきた。 と思ったら、ボビーがゴルフクラブを出してきて、ゴルフすんぞ!と一声。 おいおい、いくら芝生がきれいだからと言っても、いきなり狭いキャンプ場でかよ!と周りのエリート選手からブーイング。 しかしジャイアン的存在のボビーはニコニコしながら、お構いなしにブンブン素振りしている。 もとフットボール選手だったガタイの良いジェレミーも、’いい音させてるねぇ’、とボビーを止められない。 よし、ボールよこせ、と言いながらドライバーのピンを芝生にたてるが、周りは目が点状態。 それもそうだ、ボビーはいきなり、川へ向かってスイングし始めたからだ。 よし、体も温まったし、打つぞ!ときた。 そして一発めのスイングがぶおん!と余裕の空振り。 そして、もう一度振りかぶってぶおん!

今度はボールより、クラブで掘った土のほうが飛んでいるではないか!

周りが、’ あー、もったいないから、拾ってこいよ!’ と言うと、’ジェレミーはそのためにいるんだから行ってこい!’ ときた。 結局、ボビー本人ばかりが打って、周りは見てるだけ。 川にどぼーん!とボールが大きな音を立てる度に、振り向いて、’ 今の聞いたか? どぼーん!だってよ!最高だなぁ!’ そして、その後ボビーは ’ アー疲れたから寝る’ とそのままお昼寝に突入した。 

それにしてもこの男の直球具合はすごい。 前夜は、デビッドウォーカーに電話して、ビールはあるか?と質問。 デビッドが24本あるよ、と答えると、’ お前と他の人の分はどうするんだ?’ と返ってくる。 ビールを持っていなかったら呼ばれもしなかったよ、とウォーカーが笑って話していた。 それでも周りに人が集まってくるのは、いざという時には、盾になってくれる男だからと、みんなが知っているからだ。 まるで漫画を見てるが如くアクションが繰り広げられるボビーとの毎日は一緒にいても飽きることがない。 

admin posted at 2013-8-18 Category: categories

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